Lesson5 ポーチ

Lesson5 ポーチ

側面に幅を持たせた容量たっぷりの袋型のポーチです。口回りはテープを巻いて仕上げており、コバを出すよりも少し上品な雰囲気になります。ファスナーの引手はタッセルタイプの作り方を紹介しています。

大きめサイズなので、クラッチバッグとしても使えますよ。

¥9,600

  • 在庫切れ
仕上がりサイズ 約  縦幅120mm × 横幅 280mm ×マチ幅 75mm
キットの中身
牛革/縫い糸/ファスナー/丸カン/型紙/手順書
必要な道具 定規/カッター/糸切りハサミ/金づち/布/ライター/丸ギリ/紙ヤスリ/ジラコヘラ/手縫い針(2本)/ネジ捻/木づち/菱目打ち/木工用ボンド/ビニール板/ミツロウ/ゴムのり/別裁ちor革裁包丁/染料クイキリガラス板オールマイティープレート
あると便利な道具

レーシングポニー/フチ捻

注意点

※縫い糸は革と同系色の色をセレクトしてお届けします。

※本革のため、多少の傷やしわ、すじ、色むら、色ぶれ等がございますがご了承ください。

※道具は代用品での製作も可能です。

※PCのモニター設定等により、実際の色と異なる場合がございますが、ご了承ください。

※お買い物の前にショッピングガイドをご確認ください。

 

※赤文字は基本の道具セットに入っているお道具です。

※青文字は個別にご購入いただけるお道具です。

革の色はこちらから選べます。

発色が良く時間による色の変化の少ない革です。

シボといわれる不規則なシワがあり、上品な色と相まってなんともいえない雰囲気があります。

組み立て方が立体的なポーチ

Lesson4の「コインケース」と同じ、袋にファスナーをつけた作りですが、側面に幅を持たせたことで容量たっぷりのポーチになっています。口回りはテープを巻いて仕上げており、コバを出すよりも少し上品な雰囲気になりますよ。ファスナーの引手はタッセルタイプの作り方を紹介しています。

肉厚でしなやかな革をたっぷり使った贅沢な作品になりますよ!


学べるポイント、レッスン5


1.立体的な作りの構造を理解しよう

2.口周りをテープで覆う手法をマスターしよう

3.タッセルの作り方を学ぼう

 

スタイルもグッと本格的になっています。口元の仕上げがテープ巻きなので、上手に作れば、売っているものと見分けがつかないくらいの見栄えが目指せますよ。


革の説明、ドイツシュリンク

 肉厚なドイツシュリンク 

肉厚ながらしなやかさも伴う、ドイツシュリンクを使っています。

コインケースでも使っている自然なシボのある上品で雰囲気のある革で、

ふっくらとしたボリューム感が大切な、このポーチにピッタリな革なんです。

クラッチバッグとしても使えるほどの収納力と、持った時の存在感は、なんとも贅沢ですよ。



簡単に始められる

これまで革は革屋さん、材料は材料屋さん・・・と作品にあわせて革や材料を揃えるのは大変でしたよね。でも、このキットがあれば大丈夫。革・縫い糸、パーツ、が全てセットになっています!

さらに型紙、作り方がわかる手順書入り!!

安心便利!らくちんスタートのキットです。

かわいいパッケージがヨコハマセリエの目印ですよ!

ポーチの作り方

  1. 胴パーツを作る
    • 本体(胴パーツ)用の革に型紙を写してカットする
    • 本体の裏面は口元を7ミリ、その他の部分を15ミリ幅で漉く
    • 本体の表面は口元を7ミリ、その他の部分は4ミリ幅でカッターの背などで荒らす(革裁包丁などで軽く削ってもよい)
    • 表面の底の一辺のみゴムのりを塗り、表面を内側にして貼り合わせる
    • 貼り合わせた辺の裏面を5ミリ幅で縫い、両端は縫い割りをする
  2. 縫って袋型にする
    • 底マチとなる部分の両脇の辺(へこみの内側)にコバから5ミリ幅で縫い穴をあける
    • 本体の表面の両サイドにゴムのりを塗り、表を内側にして貼る
    • 5ミリ幅で縫い両端を縫い割りしたら、底マチの両脇の辺を貼り合わせ、先に空けた縫い穴を丸ギリで貫通させながら縫う
    • 裏返して形を整える
  3. ツマミとファスナーを貼りつける
    • ツマミ用の革を2枚ずつ貼り合わせ型紙を写して型紙どおりにカットする
    • カットしたツマミの曲線部分を口元から7ミリを残して縫い、縁に紙ヤスリをかけ、染料で染めたら熱で溶かしたミツロウを染み込ませて布で磨いて整える
    • ツマミの口元の裏面を7ミリ弱の幅で漉き、表面を6ミリ荒らしたらツマミを本体の両サイドに貼る
    • ファスナーの長さを出来上がり寸27センチで作り、本体口元裏面に縁を揃えて貼る
  4. 口元にテープをつける
    • テープ用の2本の革を10ミリ幅で重ねて貼り、720ミリの長さにカットする
    • ネジ捻で本体口元に8ミリ幅で線を引き、線に合わせてテープを口元に被せ、両側のコバが同じ高さになるようにテープ幅をカットして調整する
    • テープの一方の端の表を10ミリ幅で漉く
    • テープの両サイドのコバを磨いて仕上げ、片側のコバのみ3ミリ幅で縫い穴をあける
    • 本体口元の表裏8ミリずつとテープの裏面全体にゴムのりを塗り、縫い穴が外になるようにテープを一周貼る(10ミリ漉いたところに革が重なるように長さをカットして調整し貼る)
    • 丸ギリで縫い穴を貫通させながら口元を縫って本体を完成させる
  5. 引手(タッセル)を作る
    • 型紙から各パーツを切り出す
    • 中心ひもに直径5ミリの丸カンを通し半分に折って貼る
    • 本体も型紙を参考に半分に折って貼ったら、折り目側を3ミリ間隔で平行に切り込みを入れていく(20ミリだけ切らずに残して切り込みを入れる)
    • 残した20ミリ幅の部分を荒らしてゴムのりを塗り、巻きながら貼る
    • 貼った20ミリ幅の部分に帯を巻いて貼る(帯の長さは一度仮に巻いてみてちょうど良い長さに調整しておく)
    • 丸カンをファスナーのスライダーに留めて完成


ポーチの作り方、先生からのアドバイス

ヨコハマセリエの先生による、ちょっとしたコツを紹介します!作るときは是非こちらも参考にしてくださいね。

持ち歩けるしっかりした作りで、ポーチというよりお洒落なクラッチバッグって言った方が良さそうですね!バッグの第一歩です。うまく完成できると高級ブランドに引けを取らない作品になりますよ。


ここでは内縫いやファスナーの復習をしてみてください。この作品で身についてくると思います。

口元のテープは2本の革を繋いで1本の長いテープにして使ってください。

上手にここが縫えるには丸ギリを刺す角度に気をつけながら進んでくださいね。

いつも同じ角度で刺し、テープの同じ位置に穴があくと裏の縫い目もきれいに縫えますよ!

最後のひと頑張り。丁寧に丁寧に穴をあけながら縫い上げてくださいね。

見栄えを左右するとこなのでここで頑張ってくださいね!

ヨコハマセリエのお教室に通っている生徒さんの声です!参考にしてみてくださいね。

  • マチの作り方がよく分かりました。大き目サイズなので、クラッチバッグとして使うつもりです。(元町教室:Iさん)
  • タッセルが可愛くできたので、色々な革を使ってたくさん作りたいです。(元町教室:Tさん)

ヨコハマセリエの安心サポート!本と教室で応援します!!

よくわからないところが出て来たら・・・

まずはヨコハマセリエの本『イチバンよくわかる 革小物とバッグの教室』をご覧下さい。作り方の詳細が分かりやすく、写真とイラスト付きで掲載されています。

ポーチはp80~p91に掲載していますので、そちらをご参照ください。

『イチバンよくわかる

 革小物とバッグの教室』 著)片岡好博

 

「もっと聞きたい!」「もっと色々作りたいな!」な方・・・

ヨコハマセリエでは、現在、横浜元町と東京青山に女性のためのレザークラフト教室を開催しています。

お教室では本やホームページでお伝えできなかった作り方、技術やコツ、様々なカバンの作り方まで自分のペースで楽しみながら身につけていただけます。

なお、通えない地域の方におかれましては、お教室の開催等ご希望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

⇒お教室の詳細はこちら