Lesson3 キーケース


Lesson3 キーケース

キーケースは、内装や芯材、そして数種類の金具を使っており、少し構造が複雑になっています。構造が複雑になることによって、組み立ての手順が少し難しくなりますが、使うテクニックは基本通りのもの。

ゆくり理解していけば、必ず完成させることができます。

材料の種類が増えることで、使う工具も少し増えるので注意してください。下記の「必要な道具」をしっかり確認してくださいね。

¥3,888

  • 在庫切れ
仕上がりサイズ

約  縦幅95mm× 横幅 55mm

※ カギ4本が収納可能です。

キットの中身
牛革/ピッグスエード/4連キーホルダー金具/カシメ/スポンジ芯/縫い糸/バネホック/型紙/手順書
必要な道具

カッター /定規/ライター/布/糸切りハサミ/丸ギリ/ビニール板/紙ヤスリ/ミツロウ/ゴムのり/木工用ボンド/ネジ捻/菱目打ち/木づち/手縫い針(2本)/ジラコヘラ/別裁ちor革裁包丁/ハトメ抜き(直径2.4mm、4.5mm、18mm)/オールマイティープレートホック打ち(小)/カシメ打ち(極小用)/染料

あると便利な道具

レーシングポニー/ガラス板/丸棒 (直径20mm)/アルコールランプ/フチ捻/牛骨ヘラ

注意点

※セットの縫い糸の色はベージュです。

※内側に使うピッグスエードの色は、当店でセレクトします。

※本革のため、多少の傷やしわ、すじ、色むら、色ぶれ等がございますがご了承ください。

※道具は代用品での製作も可能です。

※PCのモニター設定等により、実際の色と異なる場合がございますが、ご了承ください。

※お買い物の前にショッピングガイドをご確認ください。


※赤文字は基本の道具セットに入っているお道具です。

※青文字は個別にご購入いただけるお道具です。

革の色はこちらから選べます。

初心者卒業のキーケース

パーツが増え、金具をつけるという新しい要素が必要なアイテムに挑戦します。手順は少し複雑になっていますが、基本ができていれば難しくはありません。それに、内装や金具を使いしっかりとした構造にすれば、見栄えも完成度も、機能性も向上するので、手間をかけた分の見返りは必ずありますよ!苦労した分、良いものが出来上がるのは、手作りの醍醐味ですね。


学べるポイント、レッスン3

・組み立ての手順を理解しよう

・金具のつけかたを覚えよう

・くるみボタンを作ってみよう


キーケースは、内装や芯材、そして数種類の金具を使っており、少し構造が複雑になっていますが、使うテクニックは基本通りのもの。また、カシメとバネホックを取りつけるための「カシメ打ち」、「ホック打ち」「オールマイティープレート」を使用します。これらの道具の使い方も覚えてレベルアップしていきましょう。


革の説明、ノブレッサ

美しい発色ときめの細かい型押しの模様が特徴で、傷やよごれの目立ちにくい革です。

ドイツから取り寄せられるカーフ素材で、カーフならではの適度な張りとしなやかさを併せ持っています。

汚れにくくて上品なお顔立ち、素敵ですね!



これまで革は革屋さん、材料は材料屋さん・・・と作品にあわせて革や材料を揃えるのは大変でしたよね。でも、このキットがあれば大丈夫。革・縫い糸、パーツ、が全てセットになっています!

さらに型紙、作り方がわかる手順書入り!!

安心便利!らくちんスタートのキットです。

かわいいパッケージがヨコハマセリエの目印ですよ!


  1. パーツの下準備
    • 各革それぞれに型紙の輪郭を丸ギリでなぞって写し、革裁包丁や別たち、カッターなどで型紙通りに革を切り出す
    • センターパーツの両側の長辺2辺と、2枚の両サイドパーツそれぞれ片側の長辺1辺に紙ヤスリをかけ、染料で染めたら熱で溶かしたミツロウを染み込ませて布で磨いて整える
  2. 内装を縫い合わせる
    • センターパーツと両サイドパーツの整えた辺を可動部の革の長辺両サイドに7ミリ幅で重ね繋ぐように貼り合わす
    • 貼付けたセンターパーツの両脇と両サイドパーツの内側の辺に3ミリ幅で縫い線を引き、菱目打ちで縫い穴をあけて縫う(縫い始めと縫い終わりの上下は淵から10ミリずつ空けておく)
  3. キーホルダー金具をつける
    • キーホルダー金具の上端をセンターパーツの上端から7ミリ離した位置で中央に置き、固定用の穴の位置に印をつける
    • つけた印に2~2.4ミリ程度のハトメ抜きで穴をあけ、キーホルダー金具をカシメで固定する
  4. 本体に芯を貼る
    • スポンジ芯を型紙より各辺4ミリずつ小さくなるように切り出す
    • ネジ捻で本体裏に3ミリ幅で線を引き、その線にスポンジ芯全体が均等に収まるように貼る
  5. 本体と内装を貼り合わせる
    • 本体の芯の外側と内装の対応する部分にゴムのりをつける
    • 本体とセンターパーツの「センター合印」を合わせ、内装の革の上下を1ミリ本体からはみ出させて革を乗せ、可動部を緩やかに内側に曲げて両サイドパーツが90度程度立ち上がるように貼る
    • しっかり貼れたら内装パーツのはみ出した部分を本体に沿ってカットする
  6. 本体を縫い合わせる
    • 本体の表側にネジ捻で淵から3ミリ幅で一周縫い線を引く
    • 縫い線に合わせて菱目打ちで穴をあけ、一周縫い合わせる
  7. くるみボタンを作る
    • 18ミリのハトメ抜きで革を丸く切り抜く
    • バネホックの頭を革で包んで貼る。(好みによって包まなくてもよい)
  8. バネホックをつける
    • 本体に型紙から付け位置を丸ギリで写し、2.4ミリ程度のハトメ打ちで穴をあける
    • 穴の裏からバネホックのホソを差し込み、表側からゲンコを被せ、ホック打ちで叩いて固定する
    • 本体を閉じゲンコの跡をつけ、4.5ミリ程度のハトメ抜きで穴をあける
    • アタマとバネをホック打ちで叩いて固定して完成

キーケースの作り方、先生からのアドバイス

ヨコハマセリエの先生による、ちょっとしたコツを紹介します!作るときは是非こちらも参考にしてくださいね。

なんといっても⒊キーホルダー金具の取り付けですね!

キーホルダー金具が、革の真ん中で、それでいて傾かないように位置決めして丸ギリで印をつける。ハトメ抜きで穴をあけるときにその印がハトメ抜きの真ん中に来るように位置を決めて抜く。など、丁寧な作業が結果にでます。

また「⒌本体と内装を貼り合わせる」で、可動部分を緩やかに90度曲げて貼るところも丸い棒をあてながらうまく立ち上げてください。

開いたり閉じたりがスムーズにいく作品になりますよ!


ヨコハマセリエのお教室に通っている生徒さんの声です!参考にしてみてくださいね。

  • 磨くたびにコバがピカピカになってく工程が楽しかったです。(元町教室:Tさん)
  • 革のパーツ数が多かったり金具もあったりで難しそうに見えましたが、想像していたよりは時間をかけずに出来上がりました。(元町教室:Sさん)

ヨコハマセリエの安心サポート!本と教室で応援します!!

よくわからないところが出て来たら・・・

まずはヨコハマセリエの本『イチバンよくわかる 革小物とバッグの教室』をご覧下さい。作り方の詳細が分かりやすく、写真とイラスト付きで掲載されています。

ポーチはp80~p91に掲載していますので、そちらをご参照くださいね。

『イチバンよくわかる

 革小物とバッグの教室』 著)片岡好博

 

「もっと聞きたい!」「もっと色々作りたいな!」な方・・・

ヨコハマセリエでは、現在、横浜元町と東京青山に女性のためのレザークラフト教室を開催しています。

お教室では本やホームページでお伝えできなかった作り方、技術やコツ、様々なカバンの作り方まで自分のペースで楽しみながら身につけていただけます。

なお、通えない地域の方におかれましては、お教室の開催等ご希望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

⇒お教室の詳細はこちら